2023/11/06 21:59
今では、インターネットやYoutubeで検索すると、
ジュエリーの製作風景がたくさんヒットします。
自分なりの製作方法というものが、少しずつ固まってきたのですが、
まだまだです。
もっと技術力があれば、短い時間で仕上げられるし、
もっと良いものを..と思っています。
うっすらと記憶にあるジュエリー職人の叔父の姿は、
仕事中は常に拡大鏡を頭に付けて、
細かな所は、その拡大鏡でじっくりと確認していました。
肉眼では見えない小さなキズが見えるくらいの倍率ですが、
自分の場合は、まだ自信がないので、拡大鏡と合わせてルーペも使って
仕上げを行っています。
正直な所、肉眼で確認すると見えないものが見えてくるのが拡大鏡。
見て見ぬフリをしてしまえば、製作時間も短くなるのですが、
そこは対価をいただく以上、妥協できません。
徹底すると、微調整に30分以上は掛かってしまいます。
(今の自分の力量ですね・・・)
それでも、納得いくまでキレイに仕上げて、梱包し、
お客さんが手に取ってくれて、喜びの声をいただけると、
「良かった~」
..という思いと共に、ほっとしてしまいます。
たぶん、この先どんなに技術力が上がっても、
この感覚はなくならないんだろなぁと思いますが、
それでいいのじゃないか..と感じています。
顔の見えるお客さま、見えないお客さま。
色々な販売方法がありますが、
自ブランドの作品を身に付ける方が少しでも活気に繋がればと、
そんな思いも込めたブランドネームなのです。
次回は、「金しき(カナシキ)」というブランドネームに込めた
店主の思いを綴ってみたいと思います。