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2023/09/15 08:17


来年のイベントに向けて、和装小物に取り掛かっています。

具体的には、帯ぶら(帯飾り)や根付、簪(かんざし)を製作するのですが、伝統彫金の要素を必ず入れようと思っています。

例えば、簪では昔ながらの製法に倣って、金属にひと工夫加えてみたり。モチーフの造りには丁寧な手仕事を施してみたりと、小さな存在であるからこそ、こだわりを減らさずに製作したいと考えています。


イメージとしては、刀装具で最盛を誇った彫金作品をオマージュして、ほんの僅かでも先人の世界へ歩み寄れたらなと思います。

たった23センチの中で様々な様相を実現していたのですが、現代と違って電気もなければ便利な道具もない。

でも現代では再現できない技術があるほど、それは精緻に作られています。

刀装具のカタログや書籍では『小宇宙』と表現されるほど、世界が広がる作品が数多く存在します。


再現とまでは到底いきませんが、小さな世界に引き込めるような小物を製作していきたいと思います。