Blog

2023/08/09 21:37

お世話になっている工房で出会った真鍮の一種、「和黄銅」。
ひと目見て、普通の真鍮と異なる色味だったことがとても不思議で、
思わず・・・、
「金か、何かですか?」
と聞いてしまうほどに、初めて出会った素材でした。

黄金のように色が濃く、
いわゆる「真鍮」と大きく異なるのが、その色です。
磨きたての色も違えば、経年変化・エイジングで変化するその色合い、
深く落ち着いていく様子は、真鍮でも、金でもありません。
薄っすらと緑が掛かったような黄金色。

古くは、神社仏閣で用いられ、今では主に伝統工芸品に用いられる素材のため、
一般に流通しない・・と聞いております。
せっかくの素材。
金しきで取り扱う真鍮は、「和黄銅」で作品を制作したいと思っています。

写真は、950銀と和黄銅を溶かし合わせて造ったバングルです。
接着材(ろう材)を使っていないため、金属と金属が合わさる面がスッキリとしています。
だからこそ経年変化・エイジングも美しく変化します。

まだ、ショップに用意が出来ておらず、すみません。
もうちょっと、もうちょっとで準備ができると思います。

また、バングルだけでなく、指輪などの装身具も少しずつ展開していきます。
何卒、よろしくお願いします。


金しき店主 ..2023年8月9日